人によって大きく異なる通信費
電気代や水道代は「これくらい使う」というのが大体把握しやすい支出ですが、こと通信費は持っている通信機器や契約しているプランによって、費用が大きく変わります。そのため、生活費の支出の中では、平均額というのがとても算出しにくいカテゴリとも言えるでしょう。
通信費は電話代とインターネット代に分けられる
電話代は、固定電話や携帯電話の通話利用で発生するお金です。いずれも基本料金に加えて、通話した時間分だけ料金が加算されていく仕組みになっています。また、国際電話などを利用すると、発信する国や時間によって料金が多くかかります。
とは言え、かつては生活必需品だった電話も、一人暮らしにおいてはそれほど重要ではないと考える人も増えてきました。そのため、一人暮らしの人の中でも毎月の電話代が(基本料金のみで)まったく発生しないという人も少なくないのです。
インターネット代は、スマホやパソコンでインターネットを利用した際に発生するお金です。こちらは、通信したデータ量に応じてプランや料金などが決まっているため、一概には言えませんが、「たくさん使えばそれだけ費用が掛かる」という仕組みは電話代と一緒です。そのため、月額のインターネット代が1,000円程度で済む人から10,000円以上かける人まで様々です。概ね数千円程度のものという認識で良いでしょう。
ちなみに、電話回線を通じてインターネットを使うことが主流だった時代は、インターネットも通信料ではなく通信時間で料金が決められていました。そのため、プランによっては「月に20時間まで○○円」という時間で区切った契約もあったほどです。
通信費を節約したい
こと電話代の節約については、「利用しない」というのがもっとも手っ取り早い節約方法でしょう。とくに、現代はメールやLINE、SNSといった通信手段はたくさんあるうえ、スカイプのようにインターネット回線を利用した通話方法もあるため、電話だけに拘る理由もありません。
インターネット代の節約に関しては、自分が月に使用する大体のデータ量を把握しておいて、最適なプランを選択するのが最良でしょう。通信プランは、通信速度や各種サービスのように選ぶうえで重要になる要素が多く存在しますが、お金を節約する上では月額費用を重視しましょう。また、最近は格安SIMのように安価な通信サービスも登場しているので、通信費を節約をするのも大分楽になっています。
ただし、格安SIMの契約や使用方法には、通信機器の知識が少々必要です。そのため、初心者の人であれば、初心者向けのサービスが手厚いプランを選ぶのが賢明でしょう。ビックカメラのように家電量販店には、店舗内に初心者向けの格安SIM契約カウンターが存在するので、スタッフから細かく説明を受けた上で契約をするのも手です。
・(公式)ビックカメラの格安SIM|BIC SIM
極端な話をすれば、固定電話やスマホで通信通話を行わなければ、通信費はゼロです。仮に、スマホやパソコンなどを持っていても、無料のWi-Fiスポットなどを利用すれば、通信費を掛けずにインターネットを利用することができます。
とはいえ、よほどストイックに生きてる人でもない限り、自身に最適な通信機器と通信プランを選んで、利用するほうがいいでしょう。