騒音で悩まされないための部屋探しのポイント
賃貸住宅を探す際に、間取りや立地、日当たり、家賃などを入念に比較する人は多いものですが、実際に住んでみると意外と気になるのが騒音です。
間取りが広い割に家賃が安いからといって借りてしまったところ、騒音がひどくて辟易したという経験をした人は多いものです。
部屋を一旦借りてしまってから「しまった」と後悔しないためにも、部屋を探す際には騒音にも十分に留意するようにしたいものです。
隣・上下の住人の洗濯機をかける音、夜に歩いたり椅子を引いたりする音というのは、鉄骨造りや木造の集合住宅の場合、思いのほか響くものです。
ですから、騒音に悩まされずに心静かに生活したいという人は、鉄筋コンクリート造りの物件を選ぶことをおすすめします。
希望のゾーンで鉄筋コンクリート造りの住宅は高すぎて手が出ないという場合、自分と同じような生活パターンの居住者が多い物件を選ぶのも一つのアイディアです。
例えば、一人暮らしで夜帰るのが遅いような人でしたら、同じように一人暮らしのお勤め人が多い物件を選べば、騒音トラブルを最低限に抑えることができます。
騒音トラブルが起きそうな物件かどうかは、下見に行った時に確認することができます。
まず、部屋の真ん中に立って手を叩いてみましょう。
反響が返ってこない場合には、外部に音が抜けてしまっていて、逆に隣の家の音がこちらに聞こえてくる造りであることが予想されます。
また、四方の壁を拳で叩いてみてあまり響かないようであれば、コンクリート壁なので防音性が高いことが分かります。
入居後にすべきこと
窓というのは騒音が伝わって来やすい箇所ですから、入居したらできるだけ防音性の高いカーテンを取り付ければ騒音に悩まされることがありません。
窓が2重ガラスになっているものや、窓シャッターの付いている物件ならかなり騒音をカットすることができます。
普通の一枚ガラスの窓の場合には、カーテンとレースの2枚を設置することをおすすめします。
入居したら、その日のうちにでも隣人に引っ越しの挨拶をしておくことも大切です。
こうすれば、隣人の部屋に音が響かないようにと気を使ってくれるはずです。
また、他人の騒音ばかりを気にせずに、自分でも出来るだけ不必要な音は立てないようにしましょう。
夜遅くに洗濯機をかけたりテレビを大きな音でつけたりしていると、「騒音が気にならない人なんだな」と思われてしまうことがあります。
生活音というのはある程度聞こえるのが当然ですが、あまりひどい場合には直接苦情を言わずに、管理会社に伝えるほうが無難なことも忘れてはいけません。
この際には、特に気になる騒音が聞こえた日時を必ず記録しておくことが重要です。