都市の景観

自然豊か!川沿い物件のメリット・デメリット

自然豊か!川沿い物件のメリット・デメリット

再開発が進むウォーターフロント

近年、下水道が整備されたことにより水が浄化されたこともあり、都市部のウォーターフロントの再開発が進んでいます。
自然と人の居住空間が一体化した、川沿いを中心としたリバーサイド開発が話題となっています。
川沿いに暮らす人々の憩いの場になったり、桜が植樹され春には見事な花見スポットになる川も全国各地存在しています。

中には船やボートが通る川もあり、様々な形で人と川が交わっています。
川沿いということで、景観にも配慮した街づくりがされている地域が多く、これからますます川沿い物件が増えていくことでしょう。

川沿い物件のメリット

川沿い物件と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?
四季折々の美しい自然と流れる川、遮られることがない日の光など、「自然」「川のせせらぎ」「開放感」などを頭に浮かべる方がほとんどだと思います。
その景観が気に入り、川沿い物件に決めたという方もおられるでしょう。

また、川沿い物件の大きなメリットとして、風通しの良さがあげられます。
近年ヒートアイランド現象による影響で気温の上昇が懸念されていますが、川沿いに暮らすことで風が通り、快適に暮らせるという声も聞かれます。
ウォーキングやジョギングコースが目の前にあるということもメリットの1つです。
河川敷にはテニスコートやバスケットコート、野球やサッカーができる運動場が整備されていることも多く、体を動かしたり、子供と遊んだりすることもできます。

夏の花火大会を特等席で見ることができることも、川沿いに暮らす特権と言えるでしょう。
人気の花火大会では、毎年100万人を越す混雑が発生しますので、人混みに揉まれて大変な思いをして見なければいけません。
ですが川沿いに住んでいれば、人混みなど気にせずベランダでゆっくりビールを飲みながら鑑賞することが可能です。

川沿い物件に暮らす注意点

川沿い物件にはメリットもあれば、デメリットとなる注意点もあります。
すべての川が綺麗に浄化され、美しいとは限らず、場所によってはゴミが溜まっていることもあり、臭いや景観の悪さが目立ちます。
また、虫が発生することも多く、特に夏場は蚊や羽虫に悩まされるというケースも少なくありません。

川沿いは地盤がゆるいと言われており、中古物件を購入する際には十分な調査が必要となります。
川沿いの土地に家を建てようとしたところ、地面を少し掘っただけで水が出てきて対策にお金と時間がかかるというケースもあります。
また、忘れてはならないのが、河川の氾濫による水害リスクがあるということです。
集中豪雨で川の水位が上昇し、浸水してしまう恐れがある場合には、水害対策を整えておく必要があります。